お昼からワイン?!サンティアゴ巡礼①~フランス人の道編(スペイン)

お昼からワイン?!サンティアゴ巡礼①~フランス人の道編(スペイン)

所要日数(日本発着):10~11日

 スペインの観光といえばマドリッドやバルセロナを思い浮かべますが、今回はスペインの丘や田舎をのんびり歩く旅をご紹介します。その道は、サンティアゴ巡礼路です。スペインの北西部に「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」というキリスト教の聖地があり、その聖地を目指して歩きます。巡礼路はいくつも存在するのですが、巡礼者が多く道がわかりやすい「フランス人の道」をご紹介します。とはいっても、フランス人の道の総距離はなんと930kmもあり、全てを歩くにはひと月以上かかるので今回は「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」をゴールとするラスト157kmを歩きます。

 この巡礼路の景色は、まさに牧歌的!!放牧されている牛や馬を見ながら牧場や丘を歩きます。石造りの家や教会が、牧歌的な風景にマッチしていて、まるでポストカードのようです。巡礼者はストイックに黙々と歩くというより、のんびり景色を見たり、休憩がてらレストランのテラスでビールやワインを飲んだり、各々自分のペースで歩く事を楽しんでいます。巡礼で出会ったスペイン人の方から「自転車で巡礼するより、歩く方が好きなんだ。小さな発見がいっぱいできるからね!」と言われ、それには私も同意。

 他の巡礼者との出会いは、この歩く旅の魅力です!同じゴールに向かって歩いているので、何度も出会う人もいて、その時には「ブエン、カミーノ!!(よい巡礼を)」と声を掛け合います。風景としてはトレッキングのような、山がドーン!!というインパクトはないのですが、こういう人との関わりはサンティアゴ巡礼(フランス人の道)ならではかなと思います。
 ゴールの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」教会の広場は、教会を眺めながら思いを馳せたり、仲間と喜び合ったりと、巡礼者の達成感に包まれています。巡礼後は、バルで美味しいスペイン料理とワインが待っています!

サンティアゴコンポステーラ教会

 トレッキングではない、歩く旅。サンティアゴ巡礼には、サンティアゴ巡礼にしかない魅力がたくさん詰まっています。歩く旅にスペイン、いかがですか?


巡礼路:セブレイロ~サンティアゴデコンポステーラ
アクセス:マドリッド→セブレイロ(バス)
サンティアゴデコンポステーラ→マドリッド(空路)

旅のおススメ情報

①プルポ(タコ)の有名店
 ガリシア地方の名物といえばタコ。ガリシア地方の中でも巡礼路のメリデという町は、特にタコが有名でレストランもたくさんあります。中でも、Pulperia Ezequielは超有名店。茹でたてのタコにワインは最高です。ぜひ、ランチの時間に合わせてメリデでプルポ(タコ)を!
 メリデのプルポ有名店 Pulperia Ezequiel 

馬と話したり
牧場の近くを通ることも
巡礼路の道しるべ

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